UPDATE : 2017.07.28
人間の体を思い浮かべてください。血管が詰まると血液の循環が悪くなり、
体の動きが鈍くなってしまいますよね。放っておくと悪化し、深刻な病気を引き起こすこともあります。
職場の人間関係や仕事も同じ。コミュニケーションが滞ると組織全体の風通しが悪くなり、仕事の効率が落ちます。
さらに、職場仲間との誤解や対立など人間関係が悪化してしまうと、やがては組織全体のひずみが生まれます。
組織の血液循環は、まさにコミュニケーションの循環そのものです。
常に、体中に新鮮な血液をスムーズに循環させるように、上司や同僚と業務上の報告・連絡・相談をこまめに行い、コミュニケーションの流れを止めない努力をしなければなりません。
コミュニケーションが滞ると…
おこりっぽいB課長が苦手なA君。B課長には報告や連絡、相談は、最低限ですませていました。
そんなある日、取引先からせっかく受注した商品をキャンセルしたいとの連絡が!慌てたA君は意を決してB課長のもとに…。
A君「B課長、ちょっとお話が…。実は、○×商事から発注をうけていた、商品がキャンセルになりました…」
B課長「は!!なんだって!?○×商事は、大のお得意さまじゃないか。キャンセルなんて今まで一度もないぞ(怒())
A君「あ、そうなんですか…。実は、もともと○×商事の希望されていた商品は欠品中で、別の商品をお勧めしていたんですが、やはりお気に召さないようでした」
B課長「なんだと~!欠品の話なんて、初耳だぞ。どうしてその時点で相談しなかったんだ!会社の信用を傷つけるなんてけしからん」
自分の仕事で手一杯になってしまうS君。仕事中は同じフロアの同僚とも、メールで連絡。
そんなある日
S君「A君、昨日送ったメール見てくれた?お昼くらいに送ったんだけど。」
A君「いや、まだ見てないよ。昨日は、午後から外回りだったから、見そびれたよ」
S君「え??じゃあ、△△社にまだ連絡してくれてないの??例の君の案件で、相談したいことがあるって…」
A君「は??そんなに大事な用件なら、どうして口頭で直接言ってくれないんだよ!もう少しで契約とれそうなお客様なのに、1日以上も、空けてしまってるじゃないか」
S君「いや、僕も別の仕事で忙しかったから…ついメールで済ませてしまったよ」
A君「同じフロアなんだし、そんな連絡30秒あれば済むだろ!」
「国際会議で2つ難しい事がある。」
1つは「インド人を黙らせる事」もう1つは「日本人を喋らせること」という言葉があるように、日本人の「あうんの呼吸」をベースにしたコミュニケーションはグローバル化した社会では通用しません。
これから先の日本では、海外で仕事をする機会だけではなく、日常生活で、すぐ隣に文化も言葉も違う外国人が住んでいる事が珍しくなくなります。
そのような時代に「誰でも、すぐに、誤解なく」理解できるスピーチ・マスターの資格が就職に強いのは言うまでもありません。
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